2020年1月12日に開幕したラグビートップリーグ2020をもっと楽しんでもらいたく、全16チームを紹介していきます!
今年のトップリーグ2020のキャッチコピーは「パナソニックの逆襲」!!
打倒神戸製鋼!サントリーの鼻息荒いパナソニックワイルドナイツの気になる日本代表選手や注目の外国人選手、チームの特徴など魅力に迫ります。
目次
パナソニックワイルドナイツはどんなチーム?
基本情報
クラブカラー | 青 |
愛称 | ワイルドナイツ |
創設年 | 1960年(前身:三洋電機) |
本拠地 | 群馬県太田市 |
監督 | ロビー・ディーンズ(NZ) |
主将 | 坂手淳史(HO) |
主な戦績 | 全国タイトル計17回獲得の名門チーム |
昨年度(2018-2019) | 6位 |
・打倒「神戸製鋼」!!
・パナソニックの逆襲!!
創設年は1960年と神戸製鋼の1928年と比べると後とはなりますが、これまでに獲得したタイトルは計17個の名門チームです。
日本選手権優勝5回、トップリーグは4回、全国社会人大会1回、国体7回とタイトルを総なめ!
ですが、昨年度は6位となっています。
その理由は明らかで、パナソニックは選手が日本代表に招集されると、日本のラグビー発展のためと、それに応えて輩出してくれているんです。
今季のサンウルブズでも、トップリーグと試合がもろかぶりで、他の企業が選手を送ることに渋る空気の中、布巻選手を始めサンウルブズに選手を送ることを英断しました。
パナソニックとしては、自分のチームが勝つ方が、企業イメージや興行収益も上がるはずですが、日本ラグビーのために、「おまえ行って来い」と送り出してくれる懐の深さがあるんです。
セブンズで活躍している藤田慶和選手も、15人制での代表を絶対諦めてはいないと思うんですが、しょっちゅうセブンズの合宿に行っているため、疲れてパフォーマンスに影響が出ているといった状況です。
日本代表にパナソニックの選手が多いのもこういった理由があります。
ということは、全員がパナソニックの元に集まって万全のコンディションで試合を行ったとしたらどえらいことになるはずです。
それを今年のパナソニックはやろうとしたんですが、
サンウルブズの第一次 2020シーズンスコッド発表時は、日本からは大学生の齋藤直人選手とフィフィタ選手のみで、トップリーグはみんな自分のチームに力を注ぐんだと思ったところ、
しばらく空いてから、パナソニックから布巻俊介選手(FL)、テビタ・ツポウ選手(FL)、谷田部洸太郎選手(LO)、森谷圭介選手(FB)がサンウルブズ入りしたことが発表されました。
サンウルブズ初観戦にして勝利‼️
いい試合になればいいなぁとか思っててごめんなさい🙇♀️地元福岡出身の布巻選手には一段と大きな拍手👏それに応えるアグレッシブなプレイ🏉みんなスゴかった‼️とにかく楽しかったぁ✨福岡に来てくれてありがとう😊 pic.twitter.com/dc6D8aDyof— にゃみやん (@JinanLance) February 1, 2020
会社としてチームとして懐の深さを感じるチームです。
パナソニックワイルドナイツの歴史は?
パナソニックワイルドナイツの前身の三洋電機時代は、健闘するものの全国社会人大会では優勝することができず「シルバーコレクター」や「飛雲の雑草軍団」などと称されていましたが、当時は、神戸製鋼が平尾誠二さんの全盛期だったんですよね。
今でも覚えていますが、1990年の全国社会人大会では、ラストワンプレーまで三洋電機が勝っていたのですが、神戸製鋼がそのラストワンプレーで自陣のゴールからカウンターアタック!
後半43分、平尾誠二さんからイアン・ウィリアムスへとパスが渡り、約50メートルを独走して同点トライを決め(16-16)、コンバージョンキックも決まって、16-18と神戸製鋼が逆転してノーサイドとなったのでした。
神戸製鋼からしてみれば、最高の終わり方ですが、三洋電機からしてみたら、こんな悲劇の結末が待っていようとは、、神戸製鋼はこの逆転トライで、全国社会人ラグビーの三連覇を果たしました。
そういったところから、「野武士軍団」と呼ばれていたのを英語にして「ワイルドナイツ」となったんです。
三洋電機からパナソニックになった当時は、社内では色々とゴタゴタがあったでしょうが、選手の皆は腐らずやっていた精神が、昨年のワールドカップでの日本代表選手の活躍に繋がっている気がしてなりません。
2011年にパナソニックとなったチームは、2013年から2015年でトップリーグ3連勝を果たしているところもそういった姿が見えるところかと思います。
パナソニックワイルドナイツの日本代表選手
皆さんお馴染みのラグビーワールドカップ日本代表選手が6人。
・稲垣啓太(PR)
・堀江翔太(HO)
・福岡堅樹(WTB)
・ヴァルアサエリ愛(PR)
・坂手淳史(HO)主将
・松田力也(SO)
#クボタ との開幕戦終了後、埼玉県協会から #パナソニック の日本代表6人へ花束が贈呈されました。2トライを挙げたWTB #福岡堅樹 選手はMOMを獲得し、他選手から頭をなでられていました。#rugbyjp pic.twitter.com/Q4KVapUddT
— 日刊スポーツ・ラグビー担当 (@nikkan_rugby) January 13, 2020
合宿に呼ばれていた2選手。
・布巻俊介(FL)
・野口竜司(FB)
さらに、
・藤田慶和(WTB/FB)セブンズ
・丹治辰碩(WTB/FB慶應出身)U17
ここに、山田章仁選手もいましたが、2019年からNTTコミュニケーションズに移籍しています。
丹治辰碩選手の一番のライバルというと、竹山昇暉(WTB/FB帝京出身)選手もいます。
パナソニックに天理大・島根、帝京大・竹山、慶大・丹治など新加入https://t.co/7nLthTvr9k pic.twitter.com/YciyZnezK5
— ラグビーリパブリック (@RUGBY_REPUBLIC) February 13, 2019
パナソニックワイルドナイツ注目の外国人選手
ワールドカップの対日本戦で、むかつくトライをした南アフリカのダミアン・ディアレンデ選手(CTB)がパナソニックで見れます。
ただでさえ強いのに、どんだけ他のチームをいじめようとしてんの、ってなりますよね。
さらには、前からいるんですが、オーストラリア代表のデビッド・ポーコック選手(FL)は、はっきり言いますが、姫野和樹選手よりもジャッカルは上です。世界的なじゃっカラーです笑
他にもニュージーランドからロック(LO)のサム・ホワイトロック選手やプロップ(PR)のワイアット・クロケット選手も入団しています。
つまりはパナソニックは今季、勝ちに来ている、ということです。
ワールドカップ以降にラグビーに注目が集まるのはわかっていたので、そんな中で、どのチームが優勝するかは、全チーム真剣勝負です。
選手層が厚いので、チーム内でのメンバー争いも激化が予想されます。
なんたって、フッカー(HO)だけでも、堀江翔太選手と坂手淳史選手の両方がいますからね。
で、坂手淳史選手は今季のパナソニックの主将ですしね。
「堀江さん、そろそろ引退ですね」と言ったところかもしれませんが、すでに昨年、フッカーのポジションでは、天理大学を卒業した島根一磨選手が入団していてますからね。
パナソニックの開幕戦は、クボタスピアーズで、クボタは4強食いを狙っていて、パナソニックとしては、嫌な相手だったと思うんですが、34対11で快勝、第2節は、トヨタ自動車をこれまた40対20で下し、第3節の三菱重工戦では、62対10の圧勝、第4節の対キャノン戦でも51対17と勝ち、今のところ、4戦全勝、勝ち点20で16チーム中、トップを走っています。
いつもyoutubeを楽しく拝見させていただいてます。大学選手権の歴代ベストを見て、自分が見て感じたものとほぼ同じで嬉しくなりました
今、ワールドカップの熱狂的の余韻を継続してトップリーグが盛り上がっていますが、それにも対応されていつも楽しみに見ています。
私は今、埼玉在住ですが、かねてよりラグビーの拠点としての熊谷にラグビーを盛り上げる可能性を感じていたので、パナソニックがホームタウンに決定し、埼玉北部がラグビーで盛り上がっているのが何より嬉しいです。
今後、他のチームもホームタウンを持ってよりラグビーを楽しむ人が増えて欲しいです。
あまり観戦歴のないファンにも観戦を楽しめる貴重な情報をアップしていただいているので、ご無理をなさらずに、末長く続けていかれることを望んでいます