スーパーラグビー サンウルブズ初勝利から見える 番狂わせが少ないラグビーというスポーツにおいて弱者が取るべき単純戦略とは?こんにちは、筆者です。

 

いやはや、、2020年3月20日現在でありますが本当にコロナ問題が大変です。

 

大好きなラグビー観戦もままならない。。

 

でも、こればっかしはしようがないです。

 

日本だけの話じゃなく、世界中の問題ですから。

 

皆んなで、一刻も早く「正常な世界」に戻ることを期待しましょう。

 

 

そんな中、僕の大好きなJSPORTSさん。

 

ラグビー好きなら絶対に加入しているJSPORTSさんがこの度、「粋な企画」をしてくれました。

 

ラグビートップリーグの延期+中止の発表後即、企画を発表。

 

題して、

 

「ラグビーロスを吹き飛ばせ!

日本ラグビー名勝負!

もう一度見たいあの試合を再び」

 

というもの。

 

いやはや、、最高でした。

 

今回対象になったのは6試合。

 

■第92回全国高校ラグビー大会 3回戦 伏見工業 vs. 深谷 【松田力也vs山沢拓也 日本を背負う司令塔対決】

 

■トップリーグ15/16 順位決定トーナメント ファイナル パナソニック vs. 東芝 【勝利の行方はラストプレー!パナソニックTL3連覇】

 

■第94回全国高校ラグビー大会 3回戦 御所実業 vs. 慶應義塾 【竹山晃暉 ロスタイムの逆転トライ】

 

■スーパーラグビー2016 9 サンウルブズ(日本) vs. ジャガーズ(アルゼンチン) 【スーパーラグビー史に刻むサンウルブズ初勝利】

 

■全国大学選手権19/20 決勝 明治大学 vs. 早稲田大学 【早稲田新国立初代王者へ】

 

■ジャパンラグビー トップリーグ18/19 3 サントリー vs. 神戸製鋼 【ダン・カーター圧巻のデビュー戦】

 

 

マジで、どれも見応え満載でした。

 

当然、リアルタイムで観た試合も多くありましたが、名勝負はやはり2回・3回見直しても面白い!

 

もしJSPORTSに契約されていてまだ見てない方、、

 

もっというとラグビーファンで無い方も、こういう名勝負から好きになるかも知れません。

 

ぜひ見てみて欲しいっす。

 

 

今日はその6試合の中でも、サンウルブズが初めてスーパーラグビーで勝利した試合、

 

■スーパーラグビー2016 9 サンウルブズ(日本) vs. ジャガーズ(アルゼンチン)

を見て、思ったこと。

 

やはり筆者が考える、なかなか番狂わせが起きないスポーツ:ラグビーにおいて最も

 

弱者が強者に勝つための方法」をつらつら書いていこうと思います。

 

 

先ずは、スーパーラグビーについて、ほんと簡単に説明させてもらいます。

 

※もし詳しく知りたかったら筆者のこの2つの動画をご覧ください

 

 

 

 

スーパーラグビーとは、ラグビーの強豪国である南半球の3カ国を中心としたプロチームによる大会

 

(以下、スーパーラグビーはSRと略させてください)

 

南半球の3カ国とは言わずもがな

 

・NZ

・オーストラリラ

・南アフリカ

 

その3カ国がそれぞれのカンファレンスに分かれて競い合う大会だ。

 

 

 

世界最高峰のアタッキングラグビーを楽しめると言うことで当然ファンは多い。

 

そこに、なんと2016年、我が日本も参加していいことになった

 

(同じタイミングでアルゼンチンも1チーム参加)

 

これは当時は滅茶苦茶話題になった。凄いことだった。

 

・・・ただ、2020年を最後に脱退が決まっている。。。この話はまた別で……はあ。。。

 

 

話は戻して、、

 

 

その唯一の日本チーム名が「サンウルブズ」である。

 

 

チーム名は「日出ずる国」の日本を象徴する太陽と、小兵でも統率された群れで大きな敵に立ち向かおうとするオオカミを組み合わせたものとしたとのこと。(Wikipediaより)

 

 

でも、喜んだのは束の間。。

 

なんと2016年の初シーズンが始まって2ヶ月の8試合。

 

全敗

 

1勝もできない日々が続いた。

 

周りからも冷たい声が散々囁かれたようだ。

 

「参加が早かった」

 

「勝てないから面白く無い」

 

「南アフリカにマグレで勝ったからって調子に乗ったな」

 

的な本当に選手の頑張りを否定するような酷い声もあったようだ。

 

 

正直、筆者は見るに耐えられずSRサンウルブズ「だけ」は観戦していなかった。

 

・・・それが2019年の日本代表の活躍時に後悔することになるのだが、その話もまた別途w

 

 

特に酷かったのは、その年の4月16日に行われた「チーター戦」。

 

 

なんと14トライ・92点も奪われている。

 

危うく100点ゲームになるところだった。

 

 

だけど、初勝利は実はその大敗の後の翌週4月23日に生まれる。

 

この事実を知ったとき、正直驚きすぎて信じられなかった。

 

ハッキリ言って、チーム状態は最悪だったはず。

 

だけどSRは待ってくれない。毎週試合は続く。。

 

そんな極限状態での勝利。

 

 

試合後あのいつも陽気に前向きに振る舞う堀江翔太キャプテンの涙は見ているこちらにもグッとくるものがあった。

 

「ほんと大変でした」

 

この言葉の重みを感じた。

 

 

間違いなく、日本ラグビーの新しいスタートを切った瞬間だったと思います。

 

 

そんな試合なのに、ちゃんと観戦したのが今日、、4年後という事実。。。

 

そこは許しください。。。

 

 

代わりと言っちゃなんですが、本日その歴史的な勝利の試合観戦をして思ったこと。

 

それがこの記事のタイトルだったりします。

 

 

<番狂わせが少ないラグビーというスポーツにおいて弱者が取るべき戦略とは?>

 

 

前から思っておりましたが、正にこの勝利も僕が考える戦術通りだったなーと。

 

ご存知、ラグビーは他のスポーツに比べて

 

・番狂わせ

・ジャイアントキリング

 

が、少ないスポーツで有名です。

 

でも、日本代表は何度もそれを行なってきました。

 

2015年W杯 対南アフリカ戦

 

2019年W杯 対アイルランド戦

 

この2試合を見て思ったことが、まさにこのサンウルブズの初勝利でも行われた。

 

 

筆者が考えるその方程式とは、

 

「ペナルティキック3点を積み重ねる」

「トライ数で負けても点数で勝つ」

 

というもの。

 

 

・・・・おいおい、そんなこと? と思うが、筆者にとっては本当に本当に大事なことだと思う。

 

ラグビーというスポーツは敵からペナルティを得たとき選択肢が多い。

 

※ラグビーの反則の動画に興味がある方はこちら

 

 

・そのまま軽く蹴ってリスタートしてトライを奪いにいく

 

・スクラムを選択

 

・タッチキックで前に行き、マイボールラインアウト

 

そして、

 

・ペナルティキックを選択し3点を取りにいく

 

 

こんだけの選択肢の中から瞬時に判断しなきゃいけない。

 

ピッチ上にいる15人の選手全員の意見は違うし、当然外から監督からの指示は出ても聞こえない。

 

だから、迷う。

 

 

上記の選択肢を再度見てもらえると分かるが、ペナルティキックの3点を狙いにいく選択以外は基本全部、

 

「トライの5点とその後のコンバージョンキック2点の計:7点を狙う選択」だと思ってもらっていい。

 

もっと簡単にいうと「7点を狙いに行くのか?3点で我慢するのか?」という言い方もできなくない。

 

点差+時間帯によっても判断はとても難しくなる。

 

例えば、敵陣22m以内に入って中央でペナルティをもらったとする。

 

点数は、17対11。6点差。

 

1トライ1ゴールで逆転だ。

 

だけど、ペナルティをもらった場所も中央近く。多分自分のチームのキッカーのスキルなら難なく入るだろう。

 

果たして、何を選択するのか?

 

そして、時間帯でも変わってくる。

 

これが前半20分と30分、後半20分・30分で全然違ってくる。

 

 

話が長くなったが、弱者の戦略としてはここで後半20分くらいまで筆者だったら絶対に

 

「ペナルティキックを狙おう」

 

「少しでも点差を縮めよう」

 

「まだリスクを取るのは早い」

 

そう思った選択をしているチームが、これは日本代表に限らずどの世代でも

 

「ジャイアントキリング」を起こしている戦略だと考える。

 

 

後半30分まで重要なのは、

 

・点差を離されないことだ。

 

一瞬逆転しても、また引っくり返されたら全く意味がない。

 

 

ここで、ケーススタディ分析を。

 

2015年W杯 対南アフリカ戦

 

■日本代表 VS南アフリカ

 

※左が日本代表の数字で右が南アフリカ代表の数字になります。

 

<トライ>

 

前半1 前半2

後半2  後半2

 

⇒ トライ数では3本-4本で負けている

 

<コンバージョンキック>

 

前半1 前半1

後半1 後半2

 

<ペナルティキック>

 

前半1 前半0

後半4 後半2

 

⇒ 南アフリカの前半「0」が正に強者の戦略を取ったことが伺える。

 

⇒ 日本代表のペナルティキックの合計数は「5本」だ。

 

 

続いて

 

■ 2019年W杯 対アイルランド戦

 

※左が日本代表の数字で右がアイルランド代表の数字になります。

 

<トライ>

 

前半0 前半2

後半1  後半0

 

⇒ トライ数では1本-2本で負けている。

 

<コンバージョンキック>

 

前半0 前半1

後半1 後半0

 

<ペナルティキック>

 

前半3 前半0

後半1 後半0

 

⇒ アイルランドのペナルティキック「0」筆者は「2本」は取れたと思っている。

 

⇒ 日本は結局ペナルティキック「4本」

 

 

この代表的な2試合以外にも、番狂わせ・ジャイアントキリングが起きる時はだいたい、

 

「トライ数で負けても点数では勝った」

 

という試合が異常に多い。

 

 

なので、筆者は繰り返し言う。

 

ジャイアントキリングを起こしたかったら

 

・取れる時に取っておく

 

・後半30分までなんとか点数で付いていけ

 

・甘い誘惑に負けるな。15人全員が堂々と「3点を取る」という選択を。

 

・最後に勝ってればい

 

・ラグビーはトライ数を競うスポーツじゃ無い。点数を争うスポーツだ。

 

 

そりゃあ、素敵なトライも見たい。

 

だけど、「数」は最低限で十分

 

2015年 南アフリカ戦の最後のロスタイムのトライ2019年の福岡選手のアイルランド戦唯一のトライ

 

 

そういうトライが欲しいのだ。

 

 

サンウルブズの初勝利も正にその方程式に乗っていた。

 

ジャガーズにトライ数は負けている。

 

だから、この試合のサンウルブズのゴールキッカーサモア出身の「トゥシ・ピシ」選手のキックが神がかっていたのも勝利要因だろう。

 

 

本当に、劇的な勝利だった。

 

 

今日は、ジャイアントキリング・番狂わせが少ないラグビーでその奇跡を起こすために、、

 

筆者なりの見解を述べさせてもらいました。

 

少しでも皆様のラグビー観戦の役に立てば幸いです。

 

 

 

PS

 

 

・・・そう考えると、やっぱキッカーは優秀な人が欲しいところです。。。