トップリーグは第3節に突入!1月26日に神戸のノエビアスタジアムで開催された「神戸製鋼 vs サントリー」の試合を楽しみにしていた人も多かったのではないでしょうか。
今日は、試合結果のレビューとともに、ポジションとしてのセンターのお話をしていきたいと思います。
目次
神戸製鋼 35-29 サントリー
神戸製鋼のホームスタジアムである通称ノエスタで行われた第3節のサントリー戦は、観客動員数が2万6312人と、開幕のキヤノン戦の2万3004人を超えた。
ラグビー人気は相変わらずであることが伺え、嬉しい限りだ。
試合結果は、神戸製鋼が勝利となったが、最終的にはサントリーが29点となった。
これは、サントリーが試合の最後にボーナスポイント狙いで3点を取りに行ったからで、後半の42分にマットギタウ選手がPGを成功している。
このことにより、サントリーは負けても7点差となり、ボーナスポイントとなる勝ち点1が追加となった。
長い目で戦うチームであることが見え、渋くていいな~と唸るポイントだ。
強いサントリーが帰ってきた!!
僕は、ずっと前からサントリーファンであることを公言いるくらい、強いサントリーが大好きなのだが、
今年に入って、サントリーがまだちょっと本調子じゃないと違う動画でも話ていたと思うんですが、
今日は久しぶりにですね、
「僕の大好きな強いサントリーが帰って来た」なと、
特に前半ですね~。
今年のサントリーは何かとキックを多用しているんですが、やっぱり本気になったサントリーはこうだなと、
ポゼッションを多めにして、攻めまくって、魅力的なプレーが沢山あり、「これこれこれ!!」って思いました笑
サムケレビ選手も止められていて、サントリーは個人技でやるチームではなく、サントリーはやっぱりチームで戦うチームってことで、先制トライもして、
でも、2トライ目の凡ミスがね~、
タラレバはいけないんですが、あの2トライ目が取れていれば、と思ってしまうところです。
ただ、サントリーはゴール前で攻めまくったにも関わらず点が取れなかったというのは、
サントリーがどうのこうのというのではなく、神戸製鋼の強さを感じました。
前半で言えば、7割方サントリーが攻めて、3割が神戸製鋼といった具合だったのですが、点数はほぼ変わらないというところに、神戸製鋼の恐ろしさを感じました。
神戸製鋼は少ないチャンスを必ず点にすると。
今日の試合は、お互いペナルティキックを狙うところは狙うといった締った試合で、正に「ザ・トップリーグ」と言ったところでした。
ニュージーランドでトップリーグが生中継されている!
ちなみに、今季のトップリーグはニュージーランドの「スカイスポーツ」で放送されていて、神戸製鋼の試合は生中継されているそうです。
日本のプロリーグを他国で観れるなんて、こんなことはラグビーだけなんじゃないかって思います。
そのくらい世界中でも話題になるし、神戸製鋼やサントリーは、今日のjsportsの解説者の村上さんも言っていましたが、ヨーロッパや南半球と比べても遜色ない強いチームだということをおっしゃっておりました。
日本ラグビーもここまで来たなと。
その強さの秘密は後で説明する外国人枠の話になってきます。
神戸製鋼の強さを実感!!隙が無い!!
神戸製鋼の強さを実感する試合でした。
トップリーグの中では、パナソニック以外は太刀打ちできないんじゃないかと言うぐらい強く、それだけ、パナソニックと神戸製鋼が頭分抜きん出ているんですが、
第3節までの3試合だけでみると、パナソニックよりも神戸製鋼が抜きん出ている感じが致します。
そんな中、サントリーは健闘したといえるでしょう。
神戸製鋼とパナソニックの2強かとお思いきや、すぐ下からいつでも虎視眈々と狙っているサントリーがいいるわけです。
ただサントリーはこれまで2敗ですからね。相手が全部強かったというのはありますが、ここからの巻き返しに期待したいです。
今日のラグビーをやれば、本来の強いサントリーが帰ってくるんじゃないかと期待せずにはいられないです。
中村亮土選手(CTB)今季初先発!!
今日の試合では何と言っても、昨年のワールドカップ日本代表の中でも一番成長したと言われている中村亮土選手の復帰戦ということでも話題となりました。
中村亮土選手は、昨年12月の練習中に左足を痛めてしまい、開幕戦と第2節を欠場していました。
しかも初先発となった神戸製鋼戦での、中村亮土選手の対面は、なんと日本代表でコンビを組んでいたラファエレティモシー選手(CTB)という。
ついついこの2人の対決を中心に観てしまいました。
つまりはセンター中心に観てしまいました。
ポジション「センター」の話
センターと言えば、伝説のセンター平尾誠二さんなんですが、
ここ最近のセンターの傾向というと、サムケレビは日本じゃないんですが、彼を中心とした、如何にフォワード並みに縦を突破できるか、といったセンターが重宝されている気がするんですよ。
大学でいうと、早稲田の中野将伍選手ですね。
🏉全国大学ラグビー早稲田大学11大会ぶり45-35で優勝しました🏆⭕️画像は早稲田大学【中野選手】(^_-)/『中野』でやろう❗️ pic.twitter.com/AXNnIGny5o
— 中野deやろう! (@nakanodeyarou) January 11, 2020
そんな選手が多い中、今日の試合での中村亮土選手やラファエレ選手のプレーを見て、やっぱり日本ラグビーの理想のセンターはこれじゃないかと思ったんです。
2人とも強いしボールを持っていくことができる選手なんですが、
「ベースはパス」なんですよね。
外のウィングの選手や内のフォワード選手など、周りを如何に使うか、といった、「パスがベース」なんです。
もちろん自分たちでも行けるんですが、まずは真っ先に回りをどう活かすか、っていうセンターが僕は日本ラグビーの理想のセンターなんじゃないかと思うんです。
というのはですね、日本は伝統的に福岡堅樹選手や松島幸太朗選手のようにスピードのある選手が両ウィングにいるチームが多いので、
まずはこのウィングに良いパスを出そうというセンターが、今の日本ラグビーに合っていると思うんです。
今日、中村亮土選手がチームに入ったことで、サントリーの展開がより良くなったという気がします。
サントリーで僕も好きなんですけど、梶村祐介選手(CTB・明治出身)の縦の強さは半端ないですし、春には早稲田大学を卒業した中野将伍くんも入ってくるわけなんですが、
中村亮土選手の強さだけじゃなく、強いんだけど、人を活かすようなセンターというのを、この2人が盗んでもらいたいですね。
そして、神戸製鋼のラファエレ選手のパスって気持ちいいですよね。
センターとロックは似ている?
で、僕は、センターとロックが似ているなーと思っていて、
もちろん試合の戦局を変えるのはどのポジションも大事だし、
ポジションの動画で話したように、ラグビーで大事なポジションは2・8・9・10・15番と言われている中、センターもロックも、この番号からは外れているんですが、
実力が拮抗しているチーム同志の試合で、如何にセンターとロックのポジションがホントに重要なんだということが分かって、ラグビーの勉強が面白いなあと思った次第でございます。
神戸製鋼は去年も強かったですが、今年、各段に強くなったのは、ロックのレタリック選手の加入が大きいですし、
今年のホンダヒートが絶好調なのは、やはりロックのRGスナイマンの加入が効いているわけです。
スナイマン😎😎 pic.twitter.com/DAPTwwRTFJ
— ナナ ✌︎✌︎ (@__na735) January 27, 2020
反対に、このロックやセンターがイマイチ敵チームに劣ってしまうと、今のラグビースタイルではそれ以上に差がついてしまう。
ポジションで言えば、スタンドオフやフルバック、フロントで言えばフッカーやナンバー8が皆、好きだと思うんですよ。
ロックやセンターって、縁の下の力持ち的存在なんですが、近代ラグビーにおいては両ポジションというのは共通点が多いし、重要なポジションになっています。
昨日の試合で言えば、NTTコミュニケーションズの池田悠希選手や石橋拓也選手が日本人らしいセンターで頑張ったから、クボタには逆転されたものの、いい試合、引き締まった試合になったんだと思います。
これからどんどんと重要なポジションとなっていくでしょう。
まあ他の動画では、やっぱりスクラムハーフだ、やっぱりフルバックだ、とかウィングだ、とか言っていると思うんですが、
今日の中村亮土選手やラファエレ選手のプレーを見て、
後、レタリック選手のあんなに優秀なのに、あんなに身体張るの?といった姿を見て、このポジションって熱いなー、いいなーと思ったのが、今日の感想でございました。
だれか1人、優秀な選手を挙げろといっても難しく、全員がスーパープレーでしたからね。
今日は、中島イシレリ選手(PR)も前半から出ていて絶好調でしたね。MOMに選ばれたのはちょっとやりすぎなんじゃないかとも思ったんですけどね。
ただサントリーの方がスクラムは押していたかなと。
パナソニックと神戸製鋼のスクラムの対決が今から楽しみでしょうがないです。
ということで、ここからがややこしい話になるんですが、
神戸製鋼の強さの秘密「外国人枠」の話を次にしたいと思います。