2020トップリーグ「神戸製鋼」「パナソニック」2強時代突入か!?HOHDAヒートと宗像サニックス ブルースの好調で開幕した(筆者の勝手な判断w)2020トップリーグ。

※詳しくは昨日の記事を参照

2020トップリーグ第1節・2節を観て思ったこと。負けるなコロナウィルス!!

 

4年前の一過性の人気じゃない、本物のラグビー人気を体感できた。

その期待に応えるが如く、選手たちの体を張ったプレイ+ミラクルなプレイに観客は興奮の連続だった。

「毎週のトップリーグが楽しみ」

という方も多く、筆者のYouTube動画もいい感じでアクセスは右肩上がりに。

 

 

こんなところからも「ラグビー人気」を感じることができた。

開幕当初は、「混戦」を予想していた筆者だが、試合を重ねるごとに、徐々にそれぞれのチームの実力が見えてくる。

神戸製鋼+パナソニックの2強時代突入か!?

 

この2チームの強さが、日に日に目立つようになってきた。

・速い
・強い
・上手い
・選手層が厚い

もともと、今のラグビートップリーグは「4強」と言われている。

 

・神戸製鋼コベルコスティラーズ

・パナソニックワイルドナイツ

・サントリーサンゴリアス

・ヤマハ発動機ジュビロ

 

この4つのチームがここ数年、トップリーグの上位を争い続けてきたため、いつしか「4強」と呼ばれるようになった。

 

その4強に今年は、

 

・クボタスピアーズ
・トヨタ自動車ヴェルブリッツ
・NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス

 

と言ったチームが如何に食い込めるか?がラグビーファンの楽しみであった。

 

そんな中、、4強じゃない。。。

完全に「2強時代だ」という声が多数上がる。

 

神戸製鋼とパナソニックの強さだけが突出しているのだ。

 

<神戸製鋼 コベルコスティラーズ>

暫く低迷が続いていたが、昨年、あのNZオールブラックスの英雄である、

ダンカーター」の加入と共に、一気に復活を成し遂げる。

去年の覇者である。

 

 

神戸製鋼と言えば、今は亡き「平尾誠二」選手で知る人も多いだろう。

ずっとずっと人気のない頃からラグビー業界を支えてくれている素晴らしい、というか僕らファンからしてみたら頭が上がらない企業だ。

何よりも今年の神戸の強さは、

「人材の宝庫」と言えるだろう。

ダンカーターだけでなく、昨年のW杯でも大活躍したNZオールブラックス代表LOのレタリック選手の献身的+破壊的なプレイはLO経験者としては目を奪いまくる。

 

コカコーラから移籍した、日本代表でも大活躍したラファエレ・ティモシー選手のオフロードパスは秀逸だ、、美しい。

また、昨年流通経済大学を卒業したばかりのナエアタ選手(NO8+FL)の活躍も凄まじい。。

NO8にも関わらず、第6節終わった時点でトライランキングで2位という数字も恐ろしい。。

 

その他、選手全員を説明したらキリがないので割愛させて頂くが、とにかく試合に出る選手全員が「スター」だ。

 

プレイスタイルは圧倒的な攻撃力。

いや、圧倒的じゃない、、「破壊的だ」。

 

また、現代ラグビーを象徴するような「オフロードパス」の精度も異常に高い。

 

果たして、このチームに勝てるチームはいるのか?

毎週試合を観る度に感じる筆者であった。

 

でも、やはりその1番の対抗馬が、パナソニック ワイルドナイツだろう。

先ほどもお伝えした、平尾誠二さんが大活躍してた時、パナソニックも三洋時代だった頃が彷彿される。

 

<パナソニック ワイルドナイツ>

言わずもがな、名門中の名門ラグビーチーム

去年のW杯代表メンバー輩出人数は圧倒的にNO1だ。

・稲垣啓太
・堀江翔太
・坂手淳史
・ヴァサエル愛
・松田力也
・福岡堅樹

なぜ、そんなにパナソニックから日本代表は選ばれまくるのか?

その理由はこちらの動画から確認して欲しい。

 

 

「日本一懐が深いラグビー企業」がパナソニックだ。

そりゃあ、毎年膨大な金額を投資しているラグビーチーム。

自分たちのチームを優勝させることが1番のプロモーションだ。

どのチームも「マイチーム ファースト」であるのはしようがない。

だから、時には日本代表の招集も断るチームは多い。。

しかし、パナソニックだけは違う。

どんな厳しいチーム事情だろうが「日本ラグビーのため」という信念をどこのチームよりも持っている熱い企業である。

パナソニックの存在なくして、昨年の日本代表の活躍はない!と断言できる。

だから、正直、昨年の成績はイマイチだった。。

自分たちのチームの勝利を犠牲にしてまで日本代表に捧げたパナソニックの行動に筆者はどうしても涙してしまう。

世界的な名将、ロビー・ディーンズHCもこう語る。

 

「日本代表のために選手を行かせることは当然のこと。

我々は残ったメンバーだけで戦い、勝利をもぎ取る。

おかげさまで、チーム力の底上げができたよ」

 

・・・カッコよすぎだろう!

 

正に、「武士道」精神。

「ワイルドナイツ」という言葉がこれ以上、相応しいチームはない。

 

そんなパナソニックだが、今年は完全な状態でトップリーグに臨む。

 

今日は余り触れないが、スーパーラグビー・サンウルブズの試合も重なり多くの企業は選手をいかせなかったが、さすがそこはパナソニック。

布巻選手などをしっかり送り込んでいる。。。

(本当に、こんなに懐が深いラグビー企業はない)

サンウルブズへの派遣により、若干のチーム力の低下は否めないが、それでも堂々と優勝候補として言っていいだろう。

 

筆者が思う、パナソニックの1番の強さは

「日本人選手NO1チーム」

つまり、所属している日本人選手のレベルがトップリーグの中でも圧倒的にNO1であること。

 

多くのチームは、海外の有力選手の補強でチーム力向上を目指しており、それはパナソニックも同じ。

サム・ホワイトロック
ポーコック
ベン・ガンター
ディアリエンディ

などなど、世界を代表する選手が活躍しているが、それ以上に筆者は日本人選手の活躍が目に付く。

海外選手に依存していない。

頼ってはいるけど、依存してないその心意気が今のパナソニックの強さだ。

 

 

 

 

・稲垣啓太
・堀江翔太
・松田力也

と言った日本代表クラスはもちろん、、新人の

・WTB竹山晃輝はもちろん、

 

FBで絶好調な

・野口竜司

 

FLで筆者が大ファンの

・長谷川崚太

 

などなど、次の日本代表が楽しみな選手が多い。

パナソニックの試合に出ている日本人選手は全員

次回W杯の代表候補」と思ってもらっていい。

 

神戸製鋼のような派手なオフロードパスをすることもなく、今流行りの飛び出すDFをすることなく、、

見ている方からしてみた

「堅実」

と思うかもしれないが、それがパナソニックの強さだ。

 

負けたチームは、神戸製鋼の破壊的な敗北とは違って、

「いつの間にか負けていた」という感覚に陥るかもしれない。

 

どんなチーム状態であろうが、勝ち切る強さがあるチームです。

 

きっと今までのチーム以上に日本ラグビーに貢献してきた経験がパナソニックの文化になっているような気がする。

 

外国人選手に依存しない強い日本人選手が所属するパナソニック。

 

きっと神戸製鋼一強の牙城を崩してくれるだろう。

 

筆者は両方のチームが大好きですが、今の流れ的には神戸製鋼に勝つチームを見たいという気持ちが強いですw

それでは、、