2023年ラグビーW杯10番は誰だ?田村優がつなぐ日本代表スタンドオフ候補は彼らだ!!2023年ラグビーW杯フランス大会で日本代表の司令塔「10番」を背負う選手は誰となるのか。

NumberWebで特集された松田力也選手、岸岡智樹選手、山沢京平選手、山沢拓也選手、伊藤大祐選手の5選手に加えて、気になる追加7選手の全12選手を紹介します。今回は、NumberWeb特集の5選手についてです。

2023年ラグビーW杯の「10番」は誰だ?

先月ご紹介した「2023年ラグビーW杯フェラーリは誰だ?福岡堅樹に続く日本代表候補20選!」に続くシリーズのような感じですが、23年のラグビーW杯で誰が日本代表となるのか皆さん、興味があるようで、今回は10番のスタンドオフ特集になります。

先日、NumberWebで、特集されたこちらの記事「田村優がつないだ「10番」は誰に?頼もしい、若き司令塔たちの躍動。」をツイッターで投稿したところ、下記のように沢山のリツイートをいただきました。

皆さん、それぞれ推しの選手がいたりと、賑わうツイッターを見て、Wフェラーリ企画につづいて、動画を収録した次第です。

NumberWebでは、その候補として、松田力也選手、岸岡智樹選手、山沢京平選手、山沢拓也選手、伊藤大祐選手を挙げているのですが、それだけじゃ面白くないだろう、ってことで、Wフェラーリの時もそうでしたが、勝手にまだまだ有力なスタンドオフいるぞ、ということで紹介させていただこうと思いますが、まずは5選手について見ていきます。

日本代表 田村優の2つのメッセージ

最近、湖池屋のCM出演で話題の田村優選手ですが、昨年のワールドカップで完全燃焼したということで、もちろん、今、キヤノンで日本一になるべくプレーをしていますが、次回のワールドカップについては、あまり乗り気じゃないようです。

4年後はまだ34歳なので、全然、行ける年ではあるのですが、若い人もいるし、ということで後ろ向きになっているということがあり、それじゃあ、田村優選手の後釜は誰になるんだ、ということで世間がにぎわっている状況です。

もう1つは、このままだと、日本代表のスタンドオフは外国人選手にとって代わってしまうんじゃないかとの発言です。もちろん、ONE TEAMなので、海外選手でも構わないわけではありますが、10番のスタンドオフは司令塔であるので、コミュニケーションが大事になる中、やはり日本人選手でやるべきでは、というった場合に、スタンドオフに一番重要なのは「経験」だ、と発言していることです。

「10番」スタンドオフに必要なスキルとは?

僕なりに、「経験」以外にスタンドオフに必要なスキルを挙げてみました。

・ゲームメーキング

・キック(プレスキックも含む)

・判断力+大胆さ

・突破力

・(創造的な)アイディア

・DF(FWに近いので)

でも田村優選手の言葉を借りると、こういうスキルも大事だけど、一番、大事なのは「経験」だと。

なので、今の若いスタンドオフが日本代表になりたかったら、レギュラー争いなんかをするようなチームに行くのではなくて、弱いチームに行って、そこで沢山試合にでて経験を積むべき、との発言をして物議をかもしたわけです。

でも、田村優選手自身は、次のワールドカップは乗り気ではない、ということで、早速、BunshunWebで特集されている5人の選手から見ていきたいと思います。

松田力也 25→29歳(181cm/90kg)

松田力也選手は、次のワールドカップ時には29歳ということで、昨年の田村優選手が31歳だったことを考えると、年齢的には問題ありません。昨年のワールドカップではリザーブでしたが、交代で出てきた際は活躍し、強靭なハートの大胆さというのを僕的には感じて、あと、正確なキックも特徴です。

今のところ、解説の砂村さんが言っていたと思いますが、本命が松田力也選手なところ、そのライバルが誰になるか、という話をしていました。

なによりも「経験」ということでは、あのワールドカップに選ばれて出ているわけですから、リザーブとはいえ、「経験がある」ということは相当なアドバンテージだと個人的には思います。

先に挙げたスタンドオフに必要なスキルと照らし合わせると、

キックも上手く、突破力もDFもあるんですが、

田村優選手なみのゲームメーキングや想像的なアイデアを彼は意識しているんじゃないかと思います。

トップリーグでも、あれ、意外なところいくね、ということが出てきて、ワクワクする選手になってきたように思います。

何やかんや言って、僕も本命は松田力也選手なんじゃないでしょうか。

岸岡智樹 22→25歳(173/84)

ラグビー大学選手権で、早稲田大学を優勝に導いた岸岡智樹選手です。

Twitterとかnoteとか、SNSも頑張っていて知的で、どうやら中学か高校の時はオール5を取っていたらしいとのこと。

岸岡智樹選手は、早稲田大学の学部も教育学部と、スポーツ推薦の選手が入るスポーツ科学部ではないところからも、普通のスポーツ推薦じゃなく入学したんじゃないかと思います。

僕は大学選手権が一番好きではあるんですが、藤島大さんを始め、ラグビー解説者がこぞって岸岡選手は大学生離れしている、というのを聞いて、実は正直、凄さが分かんなかった時があるんです。

キック飛ぶな~、ああ、パスうまいな~、といった感じがあったんですが、

取るところを取る、アイディア、決勝の早明戦のドロップゴールを狙うあたりのアイディアなど、やっぱり突出しているなということが、段々、分かってきて、実は、岸岡選手は対抗戦で何気にトライ王にもなっているという。

田村優選手に似ているなと思っていて、というのも、

僕は、昨年のラグビーワールドカップでは、これからご紹介する山沢京平選手の兄の山沢拓也選手がなるんじゃないかと思っていて、田村優選手の凄さって、わかりにくいんです。

僕は田村優選手の凄さは大会で始めて知りました。

トップリーグで、岸岡選手がどうなるのかが楽しみです。

専門か含め、皆、岸岡選手のゲームメーキングとアイディアと判断力が突出しているとの意見で一致しています。

なんだかんだ勝利に導く、そして、大事な時に彼がいて、彼が仕留めて、といったところは納得せざるを得ない実績ですよね。

山沢京平 21→25歳(175/74)

3人目の選手は、大学ラグビーで岸岡選手のライバルともいうべき存在の山沢京平選手です。

その流れでいうと、次の山沢卓也選手が、お兄さんになります。

兄弟そろって、優秀なスタンドオフなわけですが、弟の京平選手の始めのポジションはフルバックでした。

山沢京平変種の魅力は、やっぱり「突破力」と「アイディア」です。

もちろん、ゲームメーキングとキックも凄いんですが、松田力也選手と比較してもいいくらいでしょう。

少しでも隙間が見えた時に突破する力が別格なんじゃないか。

山沢選手の前にスペースを作っちゃいけないです。

あとミスマッチを作っちゃいけない。

山選手の前にFWDが2人並んでいたら、パパパッと抜けちゃいます。

ちゃんと対面のスタンドオフやセンターが彼を見ないと、一瞬の隙をついてくる。

だからファンが多い。見てて派手ですもん。圧倒的に花があるスタンドオフでワクワクします。

僕から言わせると、ゲームメーキングなんてしなくていいよ、「突破して」といった感じです。

山沢拓也 25→29歳(176/84)

 

京平選手のお兄さんが拓也選手。

僕の動画がきっかけで、大学ラグビーを見てくれた人の中には、山沢京平選手を先に知って、あれ、お兄さんもいるんだ、となっているかもしれませんが、そこは間違いで、山沢拓也選手のことは筑波大時代から見ているんですが、4年時の8月にパナソニック入りが発表されて、史上初の学生トップリーガーとなった選手なんです。

僕の思う拓也選手の一番の魅力は「アイディア、創造性」だと思っています。

僕ら凡人では想像できないような場所にパスする。意外なところでキックする、など見ててファンタジスタですね。

僕は正直言って、昨年のワールドカップ日本代表のスタンドオフは山沢拓也選手と思っていたのが、田村優選手となったことにびっくりしました。

4年後も山沢拓也選手は29歳と、松田力也選手と同年齢ですし、2人は実は同じパナソニックにいるという。。

伊藤大祐 18→22歳(178/81)

5人目はまだ桐蔭学園の3年生でそろそろ卒業式となる伊藤大祐選手です。進学先は、早稲田大学。

岸岡選手が卒業したと思ったら、今度は、伊藤大祐選手が入ってくると。

伊藤大祐選手は桐蔭学園を単独で優勝に導いたキャプテンで、1年の時はフルバックで、2年はセンターで、3年は監督からの意向もあり、将来を見据えてスタンドオフをやれということで、スタンドオフで大活躍となり、高校ラグビーの御所実業戦で、伊藤大祐選手の非凡な才能を目の当たりにした人もおおいんじゃないでしょうか。

キックも上手いし、高校生とは思えないくらい飛びますし、アイディア、突破力、スタンドオフになってゲームメーキング力が一気に上がったので、恐ろしい存在になったなと思います。

伊藤大祐選手のプレースタイル的に早稲田にあっていてこれからも凄く伸びると思います。

次回は、僕の気になる7人の選手についてお話していきます。