く・く・悔し過ぎる……
やっぱ、不安予想は的中してしまった。。。
※ここ数日の筆者の心配記事
しかもラストワンプレイで劇的逆転って・・・
<慶應:筑波=14:17>
筑波の選手達は今日、最高に美味しいお酒が飲めているんだろうな~~
でも、最近の学生は飲まないと聞いたから分からないけど、間違いなく俺らの時代だったら朝までコースで飲んでそうな気がするw
逆に慶應の選手達はかなりショックだったはず。
ただ、筆者なんかが心配している以上に選手達は
「この試合の重要性」が分かっている立ち上がりだった。
ちょっとまだ気持ちの整理が付かないが、折角の試合だったので、筆者なりに備忘録として箇条書きで残しておこうと思う。
■ 立ち上がりは両者共に緊張でスタート
学生スポーツは社会人トップリーグと違ってかなり
「マインド」が左右される。
まだまだ学生ということで未完成なところがあるから気持ちの持って行き方はとても重要だ。
それを感じる立ち上がりだった。
慶應・筑波共に、固い固い・・・
観ているこっちがヒヤヒヤするくらい固い感じだった。
筑波はセットプレイの精度が低く、慶應は特に「お見合い」するシーンが多かった。
※ラグビーでいうお見合いシーンとは?
お互いが譲りあってしまうプレイ。
つまり、
「これは俺へのパスじゃないでしょう」
「これは俺がキャッチするキックじゃないな」
と、皆んなが思ってしまうことで、ルーズボール状態に陥ることだ。
つまり、消極的な姿勢の時によく起こる現象でもある。
「俺が俺が」が足りなかったような気がするし、
足が動かなかったんだと思う。
そんな中、筑波のセットプレイのミスがちょっと酷すぎて、慶應に数回のチャンスは訪れる。
だが、、
■ 慶應は流れがある時に「取りきれなかった」
先日行われた、日本代表と南アフリカの試合でもそうだった。
もっというと、1トライは取ったが
「それしか」取れなかったのが前半を象徴していると言っていい。
・取りきれなかった慶應
・気合いのでディフェンスで1トライに抑えた筑波
これが、勝敗を決めたポイントの1つ目。
それにしても、、
ほんと筑波の気合いのDFは凄かった。
これを本来、慶應がやらなきゃいけない。
解説者の藤島さんがさすがの指摘をしていたが、
・慶應はシーズンが深まるに連れて調子を上げていく
・筑波はこの試合にピークを持ってきている
この差が出たのだと思う。
確かに、今日の筑波のDFは早慶戦・慶明戦で慶應がやるようなDFだった。
話を進めます。
結果、
慶應:筑波=14:17
で、あるが正直筆者からすると
「点差以上に差があった」という印象を受けた。
だけど、それで勝つのが慶應なんです。
一番分かりやすいのが昨年の慶應と王者明治の対抗戦だ。
昨年の大学選手権の王者である明治はこの対抗戦で慶應に負けている。
きっと負けた明治は、
「なんで負けたんだ?」
「意味不明」
「もう1回やらせろ!」
と思ってただろうし、逆に慶應は
「もう1回やったら勝てるか分からない」
こうやって勝っていくのが慶應の魅力だったりする。
なぜ、そういうことが起きるのか?
その不思議な現象を引き起こすモノこそが
「慶應 魂のタックル」
(写真:photohito.comより)
なんです。
相手が嫌がるタックルを繰り返すことで敵はミスを乱発する。
特にノックオンの誘発が多い。
ミスが乱発すると、リズムが乱れる。
リズムが乱れるとどんどん焦りだし、もっと悪い方向に行く。
気がついたら負けている。。。
これも立派な戦術の1つです。
前半はある意味、その現象が起きていた。
(筑波の自滅の感じもあるが)
ただ、後半は筑波がいつものリズムを取り戻すことに成功。
再び、リズムを乱すような慶應らしいDFができなかったと思います。
そして、個人的に一番ガッカリしたのは、、
これは誹謗中傷じゃない。
1ファンとしての声として書かせてもらう。
それは、
■ 勝ちに拘りすぎて「攻めの姿勢」よりも「守りの姿勢」が強く出てしまったこと。
14対7で勝っていて、試合終了残り5分を切ったところ。
だんだん筑波の勢いが増してきたあたりに、今日僕が最も期待していた復帰したばかりのキャプテン栗原選手がキックで逃げてしまった。
そして、最悪なことにそれがミスキックになりそこから流れが一気に悪くなった。
去年のチームが最後に早稲田に負けた試合を思い出した。
去年のスーパースターといえば、今Panasonicで頑張っている
「丹治辰碩(たんじたつひろ)」
(写真:4yearsより)
彼のいつもの積極的な姿勢じゃなく、消極的なプレイをやってから流れが変わったことを思い出した。
全く同じ構造だった。。。
2人とも、絶対にいつもならそんなプレイはしない。
きっと、大事な試合で
「勝ち」を意識しないとやらないプレイでもある。
いつもなら絶対やらない選択肢を、極限状態になると、人は不思議と選んでしまうことを筆者自身も学ばせてもらった。
きっと栗原キャプテンは悔しくて寝れないでしょう。
もしかしたらキャプテンじゃなかったらしなかったプレイかもしれない。
・負けれない
・チームのため
筆者も1度だけ彼らと近い経験がある。
対抗戦ではない、準公式的な大会であるジュニア選手権のある試合で、
いつもなら真っ直ぐ走るところ、なんか敵が3人くらいいたんで、いつもなら
「絶対にやらない」
キックをしてしまって、当時の今は亡き上田昭夫監督にこっぴどく叱られた経験がある。
「何逃げてんだ!?おまえは!!!」
逃げたつもりなんてなかったんだけど、、
きっと逃げたのでしょう。
ラグビーは本当に「気持ちのスポーツ」だ。
・逃げの姿勢
・守りの姿勢
に、なったら相手にすぐにやられるスポーツだと思った試合でした。
凄く残念な結果でしたが、3人の1年生
・前回の記事でも紹介した中楠選手
(記事はこちら↓)
・桐蔭高校出身の今野勇久選手(途中退場だったから怪我が心配だ)
途中出場した、同じく桐蔭高校時代花園でトライを取りまくった
・佐々木隼選手
の非凡な才能が見れたし、まだまだいけると思っている。
気持ちを切り替えて
・帝京・早稲田・明治 に最低でも2勝してぜひ行ってもらいたい。
頑張れ! 慶應!!!
悔しい~~~~~~~~~