久しぶりに上田昭夫さんを思い出した。サッカー日本代表、、

W杯6大会連続出場おめでとう!!
(6大会連続は単純に凄いと思う)

 

…6大会、、、すべて記憶にある。

24年か……時が経つのは早いな~と。

 

早速ネットでは色々騒がれてますね!

週末のワイドナショーやヤベッチFCで今回の試合をどう分析するのか?

今から楽しみです。

 

「世代交代」

 

若い時は当然、大好きな言葉だったけど、やはり40歳をになると色々思うことがある。

 

「もう、俺の役目は終わりなのか?」
「若いだけで勢いだけじゃねえか!」
「年寄りを大事にしろ!!」
「日本はなんだかんだ年功序列の社会だ!!」

 

ふむふむ。。。

 

昔はそういう堅物人間大嫌いだったし、もうお前なんて過去の遺産だろうが?とも思っていたけど、、

昨日の放送でも時々映るベンチのシーンで

・本田圭佑が
・香川真司が

ビブスを着て座っている姿を見て色々思うことがあった。

 

僕は大学ラグビー部の4年間、今は亡き、名将:上田昭夫監督だった。

※上田さんWikipedia

 

1986年に監督として慶應大学を日本1に。
驚くことに社会人1位のトヨタ自動車に勝つ。

 

今じゃ信じられない快挙。
(学生が社会人に勝つなんて有り得ない)

 

彼はその後監督を引退し、スポーツキャスターに転身。

 

と、同時にそこから慶應ラグビー部の低迷が続く。。。

 

・スポーツ推薦をしない

 

という美学を貫き通すが、そこには「美学」だけがあり戦略性も戦術もなく、

ただの気合論的な練習指導法。

 

「お前たちは才能がないんだ
その分、練習だ!!」

・・・何時代だ??

 

辛すぎる合宿の為、逃亡者が出てフライデーにも取り上げられる始末。。。

 

それでもコアファンが多かったのには驚いたけど。

「そういう慶應が好きだ!」

みたいな。

 

やっているこっちは

「毎回100点ゲーム辛いんですけど…」

という気分だったけど。

 

慶應ラグビー部が復活出来た要因は、1990年 慶應大学藤沢キャンパスが設立されたことに尽きると思う。

 

今まで早稲田に比べて遅れていた

「AO入試」の導入によって、スポーツ推薦の枠が広がった。

 

それでも、他校に比べたら厳しかったけど。

 

そのAO入試制度導入と同じ時期に、

低迷が続く慶應大学ラグビー部の復権の為、再び上田昭夫さんに白羽の矢が当たった。

 

そのAO制度を使うことを黒黄会は大反対したが上田さんは積極的に導入する。

※黒黄会とは?

慶應ラグビー部OBのコミュニティ。
僕も毎年会費を払っているが何もしてない。

慶應ラグビー部のジャージが黒と黄色の縞々なのでそこから来ている。

 

卒業後、経済・ビジネスで活躍する人がとても多く

(TBSの番組ディレクター福澤さん 半沢直樹や下町ロケットを担当)

(新浪さんからローソンの社長を引き継いだ玉塚さんとか)

 

彼らは

「推薦なんて、言語道断!」

と、言ってたけど、上田さんはやはりその辺は異端児。

 

誰よりも前向きに慶應ラグビー部の未来を考えて行動していた。

・・・・
・・・・
・・・・

なんか、長くなりそうなので上田さんと慶應大学ラグビー部の歴史はここら辺までにして

 

結果、1999年 再び上田さんの力で、慶應は学生日本一に返り咲く。

(結論、、はや!w)

 

僕の卒業の次の年ですね。
僕らはベスト4まで行きました。

 

そういう意味では大学1年2年3年、そして4年になるに連れて、徐々に強くなっていく慶應を体験できたのは僕にとって貴重な財産です。

 

僕は上田さんと何回も喧嘩したし、マジでこいつぶん殴りてえ!と思ったことも多かったけど、

今思うと学ぶことは本当に多かった。

(やっぱりもっと話したかったなー
上田さん、、逝くの早いよ……)

 

昨日の試合後、久しぶりに上田さんのことを思い出したのは
彼の一気通貫した指導法を思い出したからだ。

 

それは、

「同じくらいの実力なら若い奴を使う」

ならまだいいとしても、

「実力が少し劣ってても若い奴を使う」

 

とにかく若い人を起用するのが大好きだった。

 

一度、ムカつき過ぎて彼にこの指導法を聞いたことがある。


「上田さんは4年生を大事にしなさすぎる」
「彼らだって頑張ってるし、彼らの方が実力はある!」

上田さん
「三浦は何も分かってない」
「組織を強くするのは若手の台頭以外有り得ない」

とのこと。

 

当時は、

「は~~~??」

と思ったけど、今は色んな意味で凄く納得する。

 

僕と付き合いが長い人が活躍するのは当たり前なんです。

もっというと、彼らには今に満足して欲しくなくてもっともっと上に行ってもらいたい。

 

でも、新しく入って来てくれた人たちが活躍してくれることで、常に右肩上がりで僕のビジネスも盛り上がっているという事実。

 

つまり、

「新しい力」が組織を強くする。

 

普通に考えれば分かる。

 

同じようなメンバーで構成しているチームに、さらなる発展は見えない。

 

全部、

「想定内」

 

やはりカズが支えていた日本代表に

中田が現れ、
俊輔が現れ、
本田圭佑が現れ、
香川が現れた。

 

組織が輝き続けるには新しい力が絶対的に必要なんだ。

 

きっと天国で昨日の試合を観戦していた上田さんも

「ほら 見たことか」

「三浦は何も分かってない」

と言っていることでしょう 笑

 

まだまだ先の構想は見えないけど、新事業での新しい力の台頭を期待するし、依怙贔屓でもすべきだと思う。

 

上田さんが徹底的に拘った、

「同じくらいの実力なら若い奴を使う」

「実力が少し劣ってても若い奴を使う」

について、もう少し自分なりに考えてみようと思います。

 

ではでは