ドラマ「ノーサイド・ゲーム」原作の違いと魅力とは? 

昨日は先週、参院選のため放送されなかったノーサイド・ゲームの第3回目の放送日でした!

 

早速今日のYahoo!ニュースでは昨日も視聴率は二桁10%超えたという記事を見付けました。

 

このご時世に素晴らしい数字です。

 

 

今回のクール枠の日曜日21時~TBSで放送されているノーサイド・ゲームは、原作・池井戸潤×プロデュース・伊與田英徳×演出・福沢克維による作品です。

 

過去には、

 

『半沢直樹』(13年夏)

『ルーズヴェルト・ゲーム』(14年春)

『下町ロケット』(15年秋)

『陸王』(17年秋)

『下町ロケット2』(18年秋)

 

に、放送された人気シリーズでどれも高視聴率を獲得しております。

 

特に半沢直樹は最高視聴率50%近い恐ろしい数字を叩き出しました。

 

 

そして、半沢直樹や下町ロケットはバリバリのビジネス話に対して

 

ルーズヴェルト・ゲームは野球

陸王はマラソンに次いで、

 

今回は「ラグビー」だったりします。

 

 

ご存知、15年くらいラグビーどっぷりだった僕や僕の学生時代の仲間は、毎週楽しみでしようがないのですが、同時にそんだけラグビーをやっているから現実は知ってたりします。

 

 

・日本でのラグビーの人気のなさ

 

 

を。

 

 

前回のラグビーW杯で歴史的な勝利をした時だけ

 

「一瞬」は、人気でしたけど構造的な問題から大きくは変わっておりません。

(五郎丸効果も長くは続かなかった)

 

 

あの世界第3位である南アフリカに勝ったことで実は、日本のラグビーは世界に認められており、世界中のスーパースターが日本でプレイを望んでいたりします。

 

昨日のドラマの中でも紹介されておりましたがW杯翌年に行われた、ラグビーの発祥国=イングランドとの招待試合。(イングランドに招待されるのも凄いこと)

 

 

なんとラグビーの聖地イングランドの会場8万人が満員になりました。

 

これは、イングランドでも異例のことです。

 

 

・・・当然、日本では知られていないwww

 

 

ラグビーの人気が上がらないのには色んな理由がありますが、池井戸さんや福澤さんが、今年日本で開催されるW杯直前に、少しでもそこに風穴を空けようとしている姿に頭が上がりません。

 

 

正直、3回観た僕の感想としては、

 

 

陸王=マラソン

 

V

V

 

ノーサイド・ゲーム=ラグビー

 

V

V

 

ルーズヴェルト・ゲーム=野球

 

 

という順番だと思っておりましたが、どうやら世の中は思ってた以上に、「ノーサイド・ゲーム」の評価が高いことを知り、素直にかなり嬉しいです 笑

 

 

とはいえ、

 

「でもさー

やっぱテーマはラグビーでしょう~?

 

興味ないんだよね~」

 

と偏見を持たれ、ドラマを見てない人も多いと思います。

 

 

なので、小説の魅力は以前発信しましたが、ドラマ版の魅力を僕なりに解説したいと思います。

 

少しでも興味を持ってもらえたら幸いです。

 

 

それでは、ここから「魅力解説」に、入りましょう。

 

 

魅力1つ目。

 

 

■ 大泉洋が主役であるということ。

 

 

北海道が生んだスター 大泉洋。

 

彼は、

 

「どんな役も演じれる」

 

と知る人ぞ知る濃いファン以上に、特に関係者の中では周知の事実。

 

なので、事前から

 

「遂にこのシリーズに

大泉洋が来たか…」

 

と、話題だったが、そのプレッシャーを跳ね除けた演技をしてくれている。

 

 

役柄としてはラグビー未経験者でいやいやチームのマネージャーをやる設定だが、時々、ラグビーに全力で体当たりしてチャレンジする姿も高評価。

 

昨日の、ふんどし巻いて相撲稽古に臨むシーンは秀逸だったw

 

 

ラグビーシーン以外では、こんなに大泉洋が熱く語るところをじっくり観たことなかったので、正直驚いた。

 

長ゼリフであればあるほど、感情移入され鳥肌が立つこともしばしば。

 

きっとこれは続く。

 

毎週泣けるシーンを必ずスタッフ陣は持ってくるはずだ。

 

 

また、サラリーマンとしては出世の道から外れるも、新天地で頑張ろう!という姿に共感するサラリーマンの方も多いというのも挙げられる。

 

 

そして、引き続き魅力2つ目。

 

 

■ 松たか子の存在感

 

 

原作を読まれている方はご存知かと思いますが、この松たか子が演じている

主人公=大泉洋の奥さんは一切原作には出て来ない。

 

テレビドラマだけのオリジナルキャラだ。

 

これが、凄く効いている……

 

原作では、大泉洋が演じる君嶋は超ーー切れ者の感じ。

 

 

仕事が凄くできるし、正義感も強い。

 

だから上層部に楯突いて飛ばされるのだけど……

 

僕個人的には、あの原作だったら

 

・キムタク

・竹野内豊

・藤木直人

 

と言った、バリバリのイケメンを配役する。

 

そして

 

「カッコいい君嶋」を描く。

 

 

だけど、仕事に悩み家に帰っても、奥さんの松たか子からガミガミ怒られ、しょんぼりする姿は大泉洋にピッタリだ。

 

半沢直樹の時の上戸彩の癒しとはまた違った家庭を描いている。

 

そして、それが中間管理職のサラリーマンのリアルとして世に受け入れられているのではなかろうか?

 

 

昼間=バリバリ

夜=尻に敷かれている

 

世の多くの男性像をうまく描いている 笑

 

 

魅力3つ目

 

 

■ 構成力・編集技術・テンポ感

 

 

これは毎回思うことなんだけど、このシリーズはだいたい僕の場合は

 

原作 → ドラマ という流ればかり。

 

だから、毎回思う。

 

 

「このボリュームを

10回で消化できるの?」

 

 

みたいな。

 

だけど、毎回毎回、上手く消化しているのが凄い。

 

 

来週、また新しい動きを見せるが正直僕はこのSTORYは、今回のドラマに入って来ないと思っていた。

 

というのも、当然原作では大事なところだったんだけど、別になくても描けるのでは?と思っていたから。

 

ばっさりカットされると思われたが、どうやら予告編によるとしっかりと描くそうだ。

 

別に、無理やり詰め込んでいる感じもしない。

 

しっかりと大事なシーンは尺を取っている。

 

 

ほんと不思議。

 

ていうか、他のドラマが引っ張りすぎなのか??

 

1つだけ言えることは、脚本が素晴らしいということだと思います。

 

 

魅力、最後。

 

 

■ キャスト選定に若い層ファン獲得をある程度捨てたということ。

 

 

今やテレビは中年以上がメインのメディアだ。

 

そこにいち早く取り組んだ日テレが強く、逆に若者に固執したフジテレビが今辛いのが証明している。

 

陸王の竹内涼真・山崎賢人みたいな分かりやすい若いイケメンが今回はいない。

 

なぜならば、ラグビー経験者を優先させたキャストだから。

 

 

だから弊害として若者層は陸王よりも人気は低い。

 

 

だけど、トータルとしては勝っているということ。

 

 

どこまで戦略的に行ったかは不明だが、しっかりとドラマ版、しかも日曜21時に当てている感じが見受けられる。

 

 

以上です。

 

 

少しでも僕もラグビー人気の役に立てれば、、

 

そう思い、これからもこの件に関しては発信を続けます。

 

 

ノーサイド・ゲーム、、

 

 

面白いっすよ~!

 

 

ぜひぜひ。