【2021】第100回高校ラグビー花園記念大会を沸かせてくれたベスト30人の進路 まとめ 

先ずは本題の前に、、、

 

2020の年頭、誰もが想像し得なかった危機にここ日本だけでなく世界中が陥った。

「コロナショック」

まさかこんな映画のような世界が自分が生きている間に起こるなんて、、

 

この記事を書いているのが、ちょうどコロナで騒がれ出した時期から1年後の2021年1月。

いまだ予断を許さない状況には変わらないが、一刻も早い収束された未来を期待したい。

 

コロナによって2020年は夏の甲子園やその他各種スポーツイベント、、

当然、筆者の大好きなラグビートップリーグも中止・・・

 

スポーツ業界は出口が見えないトンネルの中にいるような真っ暗な状態だったように思う。

だけど、少しずつ流れは変わる。。。

 

2020年5月、真っ先にNZがスーパーラグビー アオテアロアの大会を、

続いてオーストラリアでもスーパーラグビーが開催されるも、

でもその流れはまだ日本には届かず。。

 

日本のファン全員誰もが、

「早くラグビーが見たい!」

という気持ちを募らせる一方だった。

 

そして待ちに待った2020年秋。

 

遂に大学ラグビーが、、

12月は高校ラグビーが開催することが決定!

 

ファンとしては溜まらない瞬間でした。

 

ですが、選手たちは例年通りの練習はできず、、

また、いつコロナがまた暴れ出すのか?不安な中での開催。。

 

本当に関係者たちの努力には頭が下がる。

だからなのか、、例年以上に筆者は感動した。

 

・2連覇 桐蔭学園の圧倒的な強さ

・京都成章の初の決勝進出!

・準々決勝の東海大大阪仰星VS東福岡の引き分け抽選、、

・御所実業の名物監督竹田寛行氏の定年前最後の大会

・たった部員数10名の山形中央や大阪朝鮮高級学校の健闘

・石見智翠館、尾道といった相撲で言う「大関」クラスの大健闘

 

などなど、感動ポイントを挙げたらキリがないが

例年以上に厳しい環境での大会だったからこその感動が間違いなくそこにはあった。

 

100回、記念大会であるが全試合無観客、

間違いなく歴史に残る大会になったように思います。

 

重ね重ねですが、本当に関係者の皆様、選手の皆さま、、

「感動をありがとうございました!」

来年(今年?)は、例年通りの開催を期待します!

 

そんな異例の年ではありましたが、たくさんの素晴らしい選手を知ることができました。

この中から多くの日本代表が生まれると思うと今から楽しみです。

 

筆者の備忘録がてら、大会後に発表されたベスト30人の紹介+進路をまとめましたので

よろしければチェックして頂き、彼らの今後の活躍も応援し続けましょう。

 

動画でも確認できます。

 

各カテゴリーで筆者の総括も含めてお楽しみください。

 

《第100回全国高校ラグビー大会 優秀選手 30名 進路》

 

先ず大前提で気になったこと

 

・ここ数年の流れである「明治」「帝京」への進路が今年も変わらず多かった。

・大学の東高西低の状況が色濃く出ており、関西への進学は辻野くん1人ということに。

 

但し、今年の天理大の大学選手権優勝に伴い次の大会から変化されることが予想される。

 

・毎年数名はいる同志社、法政、大東大あたりの学校への進学がなかったのは意外。

 

数校の学校に絞られた印象です。

 

それでは各カテゴリーに参りましょう。

 

PR

田中諒汰(桐蔭学園3年)

本田啓(東福岡3年)   ⇒ 東海大

宮内慶大(東福岡3年)  

森山飛翔(京都成章1年)

 

PRという専門性が高くフィジカルも大事なポジションでの

京都成章森山君が1年での選出に驚いた。

スクラムの強さが評価された模様。

 

今後2年生・3年生での活躍が楽しみでしょうがない。

大会で人気者になった東福岡の本田君が東海大へいくということで楽しみだ。

 

HO

中山大暉(桐蔭学園3年) ⇒ 慶應大

平生翔大(関西学院3年)

 

PRの勢いに押されてか、比較的目に留まるHOが少なかった印象。

その中でも桐蔭の中山君の活躍、特に「ランニングスキル」での目立ちはかなり印象的だった。

 

我が母校慶應では、不動のエースHO:原田衛とのポジション争い、、

もしくは走力を活かしてのバックローでの活躍も期待したい。

 

平生くんは発表はないが、きっとそのまま関西学院にいくような気がします。

 

LO

青木恵斗(桐蔭学園3年)   ⇒ 帝京大

田島貫太郎(東福岡3年) ⇒ 明治大

ディアンズ ワーナー(流経大柏3年) 

本橋拓馬(京都成章3年) ⇒ 帝京大

 

この記念大会を最も沸かしてくれたポジションは間違いなくLOの彼らでしょう。

 

ディアンズワーナーくんの学生離れしたパフォーマンス。

今のところ、大学を飛び越してトップリーグでチャレンジするとの噂。

2023年のW杯にぜひ絡んで欲しい。

 

開催前から話題だった、桐蔭の青木君・京都成章の本橋君が揃って帝京大。

 

桐蔭学園と京都成章の試合後、桐蔭の青木君が成章の本橋君のところに駆け寄り

青木君「今日はありがとう」

本橋君「こちらこそ、大学では一緒に頑張ろう!」

と会話を交わしたようだ。

 

いい話だーー ぜひ、頑張って欲しい。

 

ラインアウトで抜群のセンスを見せた東福岡の田島君は明治に。

今年卒業するラインアウトの中心であった片倉君の代わりになれるか?

楽しみにしたい。

 

FL/NO8

薄田周希(東海大大阪仰星2年)

金勇哲(大阪朝鮮3年)     ⇒ 明治大

倉橋歓太(東海大大阪仰星3年) ⇒ 帝京大

佐藤健次(桐蔭学園3年)    ⇒ 早稲田大

福田大晟(中部大春日丘3年)  ⇒ 明治大

ブル セコナイヤ(大分東明3年) ⇒ 日大

 

毎年素晴らしい選手がたくさん現れるバックロー陣。

今年も期待を超えてきてくれました。

 

大会前から最も話題であった桐蔭キャプテンの佐藤健次くんは1年から出場していたので、彼の雄姿が花園では見れないと思うと少し寂しいが、ぜひ早稲田でも1年から出て欲しい。

 

個人的には毎年激戦区であるこのポジションで、今回2年生ながらに選ばれた東海大大阪仰星の薄田くんにこれからも注目したい。

 

SH

細矢聖樹(國學院栃木3年) ⇒ 早稲田

宮尾昌典(京都成章3年)  ⇒ 早稲田

 

細矢くんが所属している國學院栃木は早めに御所に当たったので、正直いうともっとプレイが見たかったのが本音。

(夏の菅平での石見智翠館の練習試合を見てたから尚更)

 

宮尾君は文句なしのNO1SHと言っていいでしょう。

 

・・・その2人とも早稲田、、というのが大学ラグビーファンとしては複雑ですw

 

SO

楢本幹志朗(東福岡2年)

安田昂平(御所実業3年) ⇒ 明治

 

筆者自身最も気になってた御所の安田君が明治とのこと。

彼はユーティリティープレイヤーなので明治に入っても1年からレギュラー争いに絡むことが予想される。(多分最初はWTBか?)

 

楢本君はまだ2年。

準決勝で京都成章に負けた悔しさを来年はチームの中心として晴らして欲しい。

 

CTB

秋濱悠太(桐蔭学園3年)   ⇒ 明治

近藤翔耶(東海大大阪仰星3年)⇒ 東海大

寺下功起(東福岡3年)    ⇒ 明治

松澤駿平(京都成章3年)   ⇒ 帝京

横山伊織(流経大柏3年)   ⇒ 流通経済大

 

今回の大会で最も「優秀な選手が多かった」という印象のCTB。

正直、上記メンバー1人でも慶應に欲しかったw

 

どの選手もCTB以外も器用にこなせそうなので楽しみだ。

 

個人的には京都成章の松沢君のDFと、流経大柏の横山君のアタックが大好き。

 

WTB/FB

大畑亮太(東海大大阪仰星3年)⇒ 筑波

ナコ ジョアペ(大分東明3年)  ⇒ 日大

金昂平(大阪朝鮮3年)    ⇒ 明治

辻野隼大(京都成章3年)   ⇒ 京産

矢崎由高(桐蔭学園1年)  

 

どの選手も素晴らしかったが、東海大大阪仰星の大畑君が頭1つ抜けている感じ。

 

あの福岡堅樹や今年卒業する仁熊君、まだ現役の松永貫汰くんがいる筑波大へ。

名WTBが多い筑波大での活躍を期待する。

 

桐蔭矢崎君は1年生とは思えないパフォーマンスを見せてくれた。

大学関係者・トップリーグ関係者全員に記憶されたと思う。

これからの益々の活躍に期待。

 

以上です。

 

この30名以外にも当然素晴らしい選手はたくさん。

また情報が入り次第、追っかけてみたいと思う。

 

頑張れ! 花園戦士!!!!

 

※動画はこちらから